実習簿

今の仕事を始めて気づいたら早いもので7年。

学生時代の実習簿は何だか宝な気がして取っておきました。

しかし、一つの実習だけ苦い思い出が…

実習のオリエンテーションで、始まって早々偉い方が

「最近の若い子は特になりたいわけでもなく、とりあえず資格だけはもっておこうということで来てるからね。そんな子たちと同じ資格だと思うと本当腹がたつ。あなたもそうでしょ?」と。

などなど、最近の若い子についての愚痴を淡々と言われました。
違いますと言いたかったけれど、自分のことを知らない人に会って数秒で言われた言葉に固まってしまいました。

私は、今の仕事に憧れてなりたくてなりました。
努力もしました。
学生のうちから現場でアルバイトもしました。
希望を持ってこの実習に臨んだ私にはこの大人がとても汚いものに見えてしまいました。
そして、当時ネガティヴだったためにこの日を境に笑わなくなりました。

実習が始まってもこの方は変わることなく自分以外のものは全て間違いのように否定しかしていませんでした。

なので、もちろん私の実習簿にも否定しか書いてなく、導いてはもらえませんでした。
笑えない私の評価ももちろん最低。
大人が怖くて仕方ありませんでした。
自分にも落ち度はあったことは十分わかっています。
でも、あの頃の私はまだまだ子どもで切り替えられずに貴重な時間を終えてしまいました。

あれから、4年。
同業のためにその方にお会いする機会がありました。
そして、その方はご縁あり私の親戚の子の担任になりました。
お変わりなかったです。
しかし、私は変わっていました。
導いてくれる上司に出会い、自信に満ち溢れ、この方を目の前にしても堂々と立って入られました。

7年が経ち、私はあの時のあの方と同じ立場になりました。
新人さんや学生さんと関わる立場になりました。
あの時の教訓を活かし、私のような学生を生み出したくないなと思います。
そして、いつか社会に出てこの実習簿を支えに頑張れるような温かいものであるようにしたいです。

なので、私はあの実習簿を処分し、温かい気持ちになれるものだけを残しました^ ^
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今後もあの方にはお会いする機会があると思います。
あの時の若い人たちとは違います‼︎と遅くなりましたが…
今後も努力し、私の姿を見てもらえればと思います。

いいことを思い出せるものだけを家には置きたいです◡̈♥︎